ライブするにはこの順番で準備を固めてから申し込もう

音楽活動

ライブハウスでライブをするのには、色々と準備も必要ですし、お金も必要です。

どのくらい準備をして、どのくらい費用がかかるのか解説します。

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ライブハウスに出る前に知っておきたいこと

まずは、出演したいライブハウスを決めましょう。

都内近郊のライブハウスは、メタル系が良く出るライブハウス、ヴィジュアル系がよく出るライブハウスや、ポップスやロック系がよく出るライブハウス、アイドルがよく出るライブハウスなど、ジャンルが偏っていることがあります。

地方で1軒しかないようなライブハウスは、日にちごとにジャンル分けをして、ブッキングがされていることもあります。

普通は、対バン形式で、いろんなアーティストが何組も出演します。

一つのアーティストだけのライブは、ワンマンライブと呼ばれ、その他には、ツーマン、スリーマンぐらいまでは、あります。

ライブハウスはビジネスで、ライブのお手伝いをしてくれる場所なのですが、1日の売り上げは、対バン形式も、ワンマンライブも大差はありません。

例えば、チケットノルマが1日100枚だとして、対バン形式では、5バンドで、1バンド当たり、20枚のチケットノルマが振り分けられているような感じです。

ワンマンライブなら、チケットノルマが100枚と、考えると、ライブハウスの仕組みがわかると思います。
実際は、もっと細かい設定があります。

初めてのライブなら、対バン形式のブッキングになると思います。

本来は、「好きなジャンルの日にふらっと来たお客さんを、ファンにつける」と、いうのが理想なのですが、現実は、対バンのお客さんの奪い合いになります。

ジャンルがばらばらだと、そういう現象が起きにくいので、自分たちのジャンルにあった、ライブハウスに出演しましょう。

ライブハウスに出るのに必要なもの

出たいライブハウスが決まったら、ライブハウスに連絡をしましょう。

メール、電話で連絡で連絡を取りましょう。

そうすると、プロフィールと音源を下さい。と言われます。

それから、郵送または、直接持参するなどして、プロフィールと音源を送りましょう。

音源は、1曲でよいところもあれば、2、3曲下さいというところもあります。

音源は、最低限の聞ける音源なら、なんでも良いです。

練習スタジオで、1発録りをしたものでも、良いですし、レコーディングした音源でも、演奏が分かればなんでも大丈夫です。

ライブハウスのブッキングの場合、ライブハウス側が、対バンを決めてくれます。

ライブハウスのブッキング担当の方が音源を聞いて、丁度いい日の候補をいくつか出してくれます。

丁度いい日があったら、出演を決定をしましょう。

通常ブッキングの演奏時間

ほとんどのライブハウスのブッキングの演奏時間は、30分程度です。

転換と言って、バンドとバンドの楽器の配置の交代の時間があります。

演奏30分+転換10分

など、とスケジュール表に書かれていることがあります。

たまに、転換込み40分。という場合もあります。

30分だと、大体MCを入れて5曲ぐらい演奏ができます。

演奏時間を守らないと、ライブハウスとのチケット清算の時に、注意を受けます。

他の出演者にも迷惑がかかるので、演奏時間は必ず守りましょう。

コピーバンドの著作権の問題

JASRACに登録されている曲を演奏する場合は、著作権料を支払わないといけませんが、実は、ライブハウスが、年間を通してJASRACに著作権料を払っています。

初めてのお客さんにいきなりオリジナル曲を聞いてもらっても、いまいちピンと来ないまま、ライブが終わってしまうことがあります。

オリジナルバンドでも、コピー曲を1曲入れるだけでも、聞いてもらえるチャンスが増えます。

通常ブッキングのチケットノルマは?

ライブハウスによりますが、チケット一枚1500円の30枚ノルマだったり、2000円の20枚ノルマだったり、いろんな条件があります。

チケットノルマが、だいたい4万~5万円で、さらに、ドラムのレンタル代5000円、ギターアンプのレンタル代3000円など、機材レンタル代がかかります。

ライブの映像を撮ってもらうと、5000円ぐらいかかることもあります。

楽器や機材を運ぶために車で行く場合は、駐車場代がかかります。

渋谷のライブハウスの場合は、上限付きの駐車場がほとんどないので、1台5000円くらいかかります。

トータルすると、通常ブッキングでは、1バンド5万円から8万円ぐらいの準備は必要です。

チケットが売れれば、差し引いた金額がかかります。

友達はファンにはならない

初めてのライブの時は、ファンがいるというのは稀です。

親兄弟や友達を誘って、チケットノルマをさばいていくの普通です。

初めてのライブで、親兄弟や友達は、1回目は来てくれますし、「良かったよ」と、良い反応を返してくれます。

ですが、2回目を誘ってみると、実際は、ほとんどの人は来ないもんだと思って下さい。

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・親兄弟や友達ぐらいしか見に来ないのであれば…

1回のライブで、結構なお金が飛ぶ可能性があります。

親兄弟や友達しか来ないのであれば、わざわざライブハウスでライブをする必要はありません。

練習スタジオにライブができるくらいの、大きい目の部屋があります。

探せばすぐ見つかります。

40帖から50帖ぐらいの部屋であれば、20~30人お客さんを呼べます。

1時間7000円ぐらいで、4時間借りても、28000円です。

チケット代というか参加費として500円から1000円ぐらいにすれば、お客さんは気軽に見に来てくれます。

最初の1時間は、セッティングとリハーサルの時間にして、残りの3時間を知り合いのバンドと2~3バンドで、転換込み40分で回せば、安くライブはできます。

ライブ経験はライブをすることでしかできないので、ライブをたくさんしてからライブハウスに出ても遅くはありません。

ライブにファンを呼ぶ方法

プロのミュージシャンは、ファンをライブやコンサートに呼んでいます。

ブッキングライブは、ファンの奪い合いの話をしましたが、そう簡単に、ファンをつけることは難しいです。

やはり、自分たちで、ファンを先に作ってから、ライブをする流れにした方が、ライブもやり易いです。

では、どうしたら良いかというと、先に音源を作って、たくさんの人に聞いてもらいましょう。

ライブやコンサートは、知っている曲を生演奏で聞きに行く場所と考えた方が良いです。

今は、SNSで簡単に音源の配信はできます。

TwitterやYouTubeで、音源をアップロードして、HPやブログに誘導して、自分たちを知ってもらって、ファンをつけましょう。

仮に100人に1人がファンになるとします。

通常のブッキングで、100人もお客さんがいることはほぼありません。

100人ライブに呼びたいのであれば、1万人に自分たちを知ってもらう必要があります。

なので、「SNSを使いましょう。」という結論です。

自分たちがお客さんがゼロ人だったら、似ような対バンのブッキングを組まれるので、「その日のライブはお客さんがゼロ」ということもありえます。

ライブ代で毎回5万~8万払って、悲しい思いをするのであれば、レコーディング代や、プロモーションビデオの撮影代に回した方が、良いお金の使い方です。

メジャーバンドはそういうやり方をして、宣伝に投資をしてから、ライブに来てもらって、グッズなどで、利益を出しています。

レコーディングは1曲、ミックス・マスタリングまでして大体5万円~8万円ぐらいが相場です。

アルバムを作るとなると、大体10曲ぐらいだとして、50万ぐらいかかる上に、ジャケットの制作代、CDプレス代と、さらにかかります。

自分たちで、宅録の機材をそろえて、ミックス・マスタリングの技術も磨けば、機材代だけで済みます。

プロモーションビデオも、ピンキリですが、10万円から20万円ぐらいあれば、撮ってもらえるところもあります。

これも、自分たちで、ビデオカメラを用意して、編集すれば、何曲も作れます。

まとめ

初めてのライブのおすすめは、スタジオライブです。

友達が5人ぐらいでも来てくれそうなら、ちょっと大きめの部屋のスタジオを取って、ライブっぽくやってみるのでも、良いと思います。

ただ、友達は友達のままです。

友達がファンになることはありません。

練習スタジオでも、メンバー以外の誰かが一人いるだけで、全然緊張感が違います。

緊張感の中、演奏ができるようになるために、スタジオライブをやります。

スタジオライブを繰り返して、良い演奏ができるようになって、ファンも付けられる自信がついたら、ライブハウスに連絡をしてみるもの良いです。

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この記事を書いた人
よるいち

5歳からピアノを習い始め、音楽漬けの毎日を送ってます。
中学2年生からバンドを始めて、ずっとバンド人生を送っています。
ピアノ、シンセサイザー、エレキギター、エレキベース、ドラムス・パーカッション、トランペット、ヴァイオリンを演奏したことがあります。
それと、ボーカル・歌でもステージに立ちます。
作詞作曲が苦手で、音楽理論の先生に習い、作詞作曲の方法論を習得しました。
このブログでは、音楽で得た、経験や知識を提供していきます。

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