作詞のネタ切れを感じてきたら、この方法を試してみて下さい。
知恵熱が出てしまうぐらい、脳をフル回転させましょう。
頭の中を全部出し切るブレインダンプ
ブレインダンプとは、ブレイン(脳)をダンプ(吐き出す)することです。
ブレインダンプのやり方は、紙・ノートとペンを用意します。
ノートは作詞用ノートを一冊用意すると良いです。
ネタ帳を作る感じになります。
制限時間は、5分です。
今後、作詞に書きたいフレーズ、言葉、シチュエーション、ネタ、など、思いつくことを紙にたくさん書きます。
5分は短いと思いますが、意外とすぐに手が止まってしまいます。
一般的には、「やってみたいこと」「欲しいもの」「やりたくなこと」など、書きだします。
「欲しいもの」や「夢」を書き出してみると、100個も出てこない人がほとんどです。
人は、自分のことを過小評価したり、過大評価したりして、自分のことを良く知りません。
紙に書き出してみると、自分の頭の中身が可視化して見えてきます。
歌詞に書きたいことも、いっぱいあると思って、実際に紙に書き出してみると、「これだけで何曲書けるんだろう?」となるぐらい、あんまり出てきません。
「やばい」と感じれれば、ネタを探す様になるので、まずは、現在の自分を知るために、作詞で書きたいことを出し切りましょう。
・関連性を可視化するマインドマップ
次は、マインドマップを作って行きます。
ブレインダンプでできた、作詞のテーマになりそうなものをピックアップして、関連付けをしていきます。
マインドマップのやり方は、紙・ノートの真ん中に〇を書き、そこにキーワードを入れます。
キーワードは、歌詞のテーマで良いと思います。
〇から線を派生させていき、関連するキーワードを書いて行きます。
木の枝のように、どんどん広がって行きます。
場所、時間帯、人物、感情、出来事、願望、などを次の〇に書いて、また、次の〇に、具体的なことを書いて行きます。
例えば、「場所」と書いて、それを派生させていくのであれば、公園、海岸、歩道、など、細かくしていきます。
真ん中に書いた、テーマに沿ったものを書きましょう。
マインドマップが広がって行くと、歌詞のストーリーの構成が作りやすくなります。
他の表現方法を見つけて行く
キーワードがたくさん集まったら、次は、いろんな表現方法を紙・ノートに書き足していきます。
やり方は、類義語辞典を使います。
類義語辞典に載ってない場合は、自分で見つけ出すしかありません。
なぜ、いろんな表現方法を書き溜めるのかというと、歌詞の構成やテーマは、決まっていて、使いたい表現が、メロディーの数と合わなかったり、イントネーションがおかしなってしまったり、という時に、違う言葉をすぐに当てはめられるからです。
例えば、「髪を整える」というのを他の表現では、
- 髪を結う
- 髪を解かす
- 髪の手入れ
- カチューシャ
- リボン
- 髪留め
- ブラッシング
など、いろんな表現方法があります。
他には、「目が合う」だったとしたら、
- 視線が合う
- 視線がぶつかる
- 視線を交わす
- 見つめ合う
- 瞳に映る
など、あります。
日本語で良い表現が無ければ、英語で探してみたり、ドイツ語、フランス語など、外国語を探してみるのも一つの手です。
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作詞のコツ
ノートの書き方
ノートは開いて使います。
左側のページに、ブレインダンプか、マインドマップを書いて行きます。
右側のページに、ブレインダンプとマインドマップで、出てきた言葉の類義語を書いて行きます。
ブレインダンプか、マインドマップは両方やってみて、言葉がたくさん出てくる方を採用して下さい。
脳の考え方の癖によって、やり易さが違って来ます。
まとめ
1コーラス目は、「髪を結んだ」と表現を取り入れて、2コーラス目は、「髪をほどいた」などと書くと、時間の流れや、状況がイメージしやすくなります。
いろんな表現方法がわかるだけでも、2コーラス目の歌詞が書けない問題が解決しやすくなります。
まずは、頭の中でこねくり回さないで、一旦、紙に書いて、外部化しましょう。
それから、関連した言葉や、似た表現を探って行き、語彙力を高めて行きましょう。
重要なのは、曲のメロディーです。
メロディーに合わせて、歌詞を当てはめて行くことが重要です。
言葉の耳触りの良さも重要です。
紙・ノートを使って、手書きの方が脳が活性化しやすいので、おすすめですが、アプリのEvernote(エバーノート)を使うと、スマホとPCがクラウドで共有できるので、通勤、通学、散歩などの移動中のちょっとした時間に、パッと思いついたフレーズをメモれます。
出てきた言葉を眺めているだけでも、アイディアが浮かんできます。
ネタ帳を作って、言葉の達人を目指してみて下さい。
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