シンガーソングライターになるための知識と曲作りの順番

歌・ボーカル

シンガーソングライターになるために、必要なことなど、いろいろな疑問を解消していきたいと思います。

ステージに立てるまでの道のりを解説しています。

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シンガーソングライターとは

シンガーは歌を歌う人、ソングライターは作詞作曲、すなわち楽曲を作る人のことを言います。

それを全部行うので、シンガーソングライターです。

シンガーソングライターに必要なスキルは、

作詞 作曲 歌手 演奏

です。

わかりやすいシンガーソングライターは、自分で作った曲を、ピアノを演奏しながら歌ったり、ギターを弾きながら歌う人です。

ライブやコンサートでは、バックバンドをつけて、演奏しながら歌わない人もいますが、作曲の時には、楽器の演奏は、できないと難しいので、楽器も弾ける人がほとんどです。

シンガーソングライターに向いている人は?

どんな人が、シンガーソングライターに向いているかというと、自己分析ができて、自己プロデュースができる人が向いています。

それと、ものづくりが好きな人です。

歌手には2パターンあります。

作詞家、作曲家、アレンジャー達が作った、楽曲を歌う人と、自分で作詞作曲をして歌う人です。

「全部自分でやらない済まない」というこだわりの強い性格の人がシンガーソングライターに向いています。

シンガーソングライターとアーティストの違い

アーティストとは、芸術家のことを本来指します。

アーティストの言葉が指す範囲は広いです。

ミュージシャンでも、音楽以外のこともやっていそうな芸術家っぽい人を紹介する時に、「アーティストの〇〇さんです。」と言っています。

時と場合によって、紹介する人が言い方を使い分けています。

自己紹介の時は、「アーティストの〇〇です。」とは言いません。
「ミュージシャンの〇〇です。」という人がほとんどです。

エンターテナーも、ミュージシャンを指す言葉の一つですが、日本では、エンターテナーというと、コミカルだったり、笑いの要素が強い音楽を演奏する人を指しています。

シンガーソングライターは、具体的な名称なので、アーティストの中に含まれています。

シンガーソングライターになるには?

まずは、作詞作曲ができるようになることが先決です。

そして、人前で演奏する時は、歌唱力と演奏力が必須です。

プロやアマチュア、問わずに、作詞作曲ができて、人前で歌って演奏ができれば、シンガーソングライターです。

作詞作曲の順番

作詞作曲の順番は、先に曲を作って、曲に詞を乗せる方が一般的です。

歌のない音楽もたくさんあると思いますが、曲をもっとわかりやすくするために歌詞があると思った方が良いです。

詞が先にあって、曲を乗せる場合は、BGM付きの朗読のようなイメージが近いです。

やり方は自由なので、両方試してみて、作りやすい方法を採用してください。

効率的に作詞作曲をするのであれば、AメロBメロサビの1コーラスを作ります
Aメロとサビだけでも良いです。

1コーラスを作ってみて、フルコーラス作るべきかどうかを判断します。

「1コーラスは30分で作る」と時間制限を設けると、何曲も作れるようになります。

フルコーラスを作ると判断したら、曲の構成を決めます。

曲の構成とは、

イントローAメローBメローAメローBメローサビー間奏ーBメローサビーサビー大サビーアウトロ

などの、構成図です。

構成図を作ることで、たくさん曲を作っても、1パターンになりません。
アルバムを作る想定があった方が良いです。
いろんなパターンの曲を作りましょう。

次に、曲全体のアレンジをします。

良い曲と悪い曲の違いは、アレンジにあると思って下さい。

サビを何度も繰り返して、あんまり代わり映えがないと、聞いている方が飽きてしまいます。

アレンジが終わったら、歌詞を書いて行きます。

アレンジの一番いいところに、一番伝えたい歌詞を持って行きましょう。

芸術はイマジネーションを楽しむ世界なので、この次はどんな展開になるのか、想像が膨らむ、歌詞やアレンジが重要です。

しっかりと、構成を練ってから、曲を作りましょう。

作曲のやり方

作曲に必要なものは、紙と鉛筆と、ピアノかギターのコード楽器です。
DTMが得意な人は、DTMを駆使しても良いです。

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1コーラスの作り方は、人それぞれですが、「サビ」から作ることをおすすめします。

一番盛り上がるサビから作ることで、サビを引き立たせるために、AメロやBメロが生きてきます。

サビになりやすいメロディーは、1度聞いたら覚えられるフレーズや、ライブでお客さんと大合唱できるフレーズや、かっこいいメロディーラインを持ってくると良いです。

メロディーから先に作っても良いですし、コード進行を作ってから、それにメロディーを乗せても良いです。

作曲初心者はコード進行を作ってから、メロディーを乗せた方が作りやすいです。

ピアノで鍵盤を弾いて曲を作るときは、キーCで曲を作って、1コーラスできたら、自分の歌いやすいキーに変えると、たくさん曲作りができます。

個性を出したいのであれば、サビで使っている音が似てしまっても良いです。

例えば、サビの出だしの音が「ミ・ド・シ」の3つばかりということです。

この曲は、「〇〇節だね」と言われるようになります。

歌詞が違ったり、リズムを少し変えたり、アレンジを変えれば、まったく一緒とは思われにくいです。
「〇〇っぽい曲」という個性になります。

ペンタトニックというスケールがあります。

ペンタトニックとは5つの音で構成されています。

民族音楽やブルースなどによく使われています。

ドからシの7つの音を全部使わなくても、メロディーは出来ます。

3つ4つ5つと、使う音を決めて、リズムを変えて行くと、メロディーは作りやすいです。

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作詞のやり方

曲が先にある場合は、曲のイメージに合わせて歌詞を作って行きます。

歌詞のテーマがあると歌詞が書きやすいです。

歌詞のテーマは、「恋愛」「応援」「願望」などが多いです。

この3つを大テーマとして、小テーマもあった方が、歌詞がわかりやすくなります。

例えば、大テーマが「恋愛」で小テーマが「ネコ」だとします。

ネコの特性と、恋愛の特性を掛け合わせて書いたりします。

歌詞に書く内容は、「時間帯」「場所」「感情」「出来事」「登場人物」があると物語がわかりやすいです。

日常会話や雑談でも、同じです。
無意識で「時間帯」「場所」「感情」「出来事」「登場人物」を語っています。

歌詞の書く順番も、「サビ」からがおすすめです。

サビには、感情がわかるような歌詞を書きましょう。

名曲と呼ばれる、長い間愛される曲は、直接的な表現ではなく、深かったり、奥ゆかしい、歌詞が多いです。

Aメロには、場所と時間帯や季節感がわかりやすいものが多いです。

サビにいたる、状況説明や風景・背景を描くことが多いです。

1番目の歌詞は書けたけど、2番目の歌詞が書けない人が多いです。

歌詞を書き始める前に、どこにどんなことを書くのか構成を決めておくことで、1曲歌詞が書けるようになります。

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歌唱力の上げ方

歌が上手い人は、どんな人か?というところから入って行きます。

  • ピッチが合っている
  • リズム感がよい
  • 声量がある
  • 音の強弱がある

というところです。

声質に関しては、生まれ持ったものですので、どうすることもできませんので、自分の声質に合った、曲を作りましょう。

滑舌の良い悪いは、個性になるので、一概になんとも言えません。
洋楽を聞いても、英語がわからなければ、滑舌が良いのかどうか、判断できないと思います。

歌唱力の上げ方は、とにかく丁寧に練習をして、丁寧に歌うことです。

一音一音、音の高さ、ピッチ、音量、リズム、ビブラートなどを、意識しながら歌います。

自分の歌声をスマホでも、DTMを使ってでも、何度も録音して、自分の声に慣れて、調整を繰り返して行くうちに、歌唱力は上がって行きます。

喉も筋肉でできているので、毎日歌わなければ、衰えて行きます。

毎日レコーディングをするように、録音して、弱点を克服していきましょう。

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リズム感の鍛え方

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演奏力の上げ方

シンガーソングライターには、アコギやピアノの弾き語りスタイルと、DTMでバックミュージックを作って歌うソロタイプ、バックバンドがいるタイプなど、色々あります。

楽器を演奏しながら、歌うのは、結構難しいです。

なぜなら、歌のリズムと、演奏する手のリズムが違うので、どちらかに釣られやすいです。

曲のコード進行も覚えなくてはなりませんし、歌詞も覚えてなければなりません。

楽器の演奏は、楽器の演奏だけ、歌は歌だけと、別々に練習をしてから、合わせて練習するのが、効率が良いです。

重要なのは、リズム感です。

音程がずれても、気にならない人は気になりませんが、リズムがずれた時は、ほとんどの人は気付きます。

レコーディングにも強くなりますし、メトロノームを使って、丁寧に練習をすることをおすすめします。

バンドメンバーは必要なのか?

シンガーソングライターでも、ソロ名義で活動しているけど、バンドがいる人、名義はバンドだけど、ボーカルが作詞作曲しているところもあります。

ピアノだけ、ギターだけの演奏は、何曲も作って行くと、アレンジに困って行きます。

個人のスタイルの問題なので、自由なのですが、バンドアレンジやDTMを駆使したアレンジをした方が、いろんな曲が作りやすいです。

問題なのは、お金の話です。

シンガーソングライターだけど、バンド名義にすれば、初期投資をした時に、バンドメンバーで割り振れて、負担は減ります。

ですが、仮にバンドが売れた時は、配分を均等にしなければ、バンドメンバーから不満がでるので、収入は減ります。

バンドメンバーの中に、曲が作れたり、歌詞が書けるメンバーがいる時は、そのメンバーの曲も演奏しないと、不満の対象になります。

ソロ名義で活動する時は初期投資が、すべて自分に掛かってきます。

しかし、仮に売れた場合は、ほとんどが自分の収入になります。

ソロ名義でバックバンドを抱えても、メンバーチェンジをすることもできまし、一定のサポート代で済みます。

音楽でご飯を食べて行けるのか?ということは、そういうことも考えなくてはなりません。

バンドでデビューして、バンドが解散して、ソロで活躍されている方もいます。

今やりたいことの最善を尽くして行けば、いろんな道が開けるので、「今、どうしたいのか?」と自分に質問をして、活動の方向性を決めて行きましょう。

オーディションを受けて事務所に入るとどうなる?

事務所に所属すると、どうなるのか?というと、事務所は、音楽活動を進めて行く上で、必要な環境を整えてくれます。

無所属で、ソロ活動すると、音楽活動以外の雑務が増えて行きます。

レコーディングスタジオを決めたり、CDのデザインから発注まで、ライブ会場やコンサート会場のやり取り、チケットの管理、など、雑務はたくさんあります。

無所属でも、現在はYouTubeやTwitterなどのSNSが普及しているので、あまり予算をかけずに、多くの人に見てもらうことができます。

事務所は、音楽雑誌に掲載してもらったり、ドラマや映画、アニメのタイアップを見つけてきてくれたりと、宣伝活動に力を入れてくれます。

個人では、コネクション・人脈や、自分の営業スキルがないと、難しいです。

自己分析や自己プロデュース力を踏まえた上で、オーディションを受けて、事務所を見つけるか、SNSを駆使して、雑務をこなしながら、個人で活動していくか、決めた方が良いです。

音楽活動ができる場所

アマチュアのミュージシャンは、ライブハウスなどで活動することが多いです。

ギター1本持って、路上ライブをする方もいますが、許可がない場合、違法行為として、苦情が来ることもありますので、要注意です。

許可を取って、路上ライブをやっても良いところもあるので、路上ライブをしてみたい方は、探しましょう。

フリーマーケットや、街のイベントの一環で、路上ライブができるチャンスもあります。

ライブハウスやライブバーに出演する方法は、ライブハウスやライブバーに問い合わせをしましょう。

「プロフィールと音源を送って下さい」という流れになることが多いです。

ライブハウスやライブバーは、チケットノルマがあります。

チケットノルマとは、1500円のチケットを20枚分がを支払うと、ライブができるという条件です。

20枚以上売れれば、自分の売り上げとして、収入になります。

そして、その他に、ドラムセットなど、機材を借りれば、レンタル機材代がかかります。

友達をライブに誘っても、1度くらいは来てくれますが、何度も来てくれる人は稀です。

しっかりと、ファンを作って増やして行きましょう。

ファンの増やし方は、SNSなどを使って、多くの人の目に触れるところから始まります。

まとめ

作詞作曲の楽曲の構成も必要ですが、どのようなアーティスト活動をして行きたいのか?という、方向性を決めておくのも大切です。

 

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この記事を書いた人
よるいち

5歳からピアノを習い始め、音楽漬けの毎日を送ってます。
中学2年生からバンドを始めて、ずっとバンド人生を送っています。
ピアノ、シンセサイザー、エレキギター、エレキベース、ドラムス・パーカッション、トランペット、ヴァイオリンを演奏したことがあります。
それと、ボーカル・歌でもステージに立ちます。
作詞作曲が苦手で、音楽理論の先生に習い、作詞作曲の方法論を習得しました。
このブログでは、音楽で得た、経験や知識を提供していきます。

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