ミュージシャンによって、歌詞の覚え方や、得意不得意があります。
いろんな方法を紹介しますので、自分に合った方法を見つけてみて下さい。
他人が書いた歌詞は覚えづらい
自分で書いた歌詞であれば、自分なりの言い回しで、自分にしかわからないような言葉を並べることがあります。
なので、他人が書いた歌詞は、なんでここにそんな言葉が来るのかが、論理的に理解ができなくて、覚えづらかったりします。
プロ歌手のライブのステージに立つとわかりますが、音の出るモニターの横に、歌詞が表示されるモニターディスプレイを置いて、歌詞を見ながら歌っている方もいらっしゃいます。
たくさんの曲を作られていたり、ファンの方達が、歌詞を覚えている場合は、間違ることが出来づらいので、ベテラン歌手はしょうがないと思いますが、新人歌手は許されません。
このブログは、シンガーソングライターを応援しているブログなのですが、たまに、ステージで他のアーティストを歌う機会もあると思いますので、歌詞の覚え方も習得しましょう。
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歌が上手くになるのは丁寧に繰り返すこと
運動をしながら覚える
脳の仕組みとして、運動をしながら暗記すると、セロトニンが分泌され、記憶力を高める効果があります。
椅子に座って、何度も同じ曲を繰り返して聞いて覚えるのであれば、散歩をしながら曲を聞いて、歌詞を覚えて行きましょう。
外に出て、散歩をすることがおすすめですが、部屋の中をぐるぐる回ったりするだけでも、大丈夫です。
振り付けやダンスをしながら歌う歌手もたくさんいますが、動きを自分でつけて覚えるのも一つの手でです。
パートごとに歌詞を覚える
Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、大サビ、と言った、パート事に歌詞を覚えて行く方法です。
歌詞の書き方が分かれば、パート事に話がまとまっていることに気付けます。
Aメロは情景か状況が書かれているなど、何について書いてあるか、まずは、分析して把握しましょう。
1番目の歌詞と、2番目の歌詞がごっちゃになることもよくあります。
ストーリーや時間軸も考慮して、何が書いてあるか?という大まかなに内容を把握していきます。
ついでに、大テーマと小テーマを見つけられれば、自分で書く歌詞の参考になるので、分析していきましょう。
歌い出しだけは暗記する
1番歌詞と2番歌詞がごっちゃごっちゃになってしまうのを防ぐのには、歌い出しだけは暗記して覚えることです。
1番歌詞のAメロは、『「あの日」から始まる。』など、意識的に暗記します。
実際、ライブなど本番は、頭が真っ白になって、無意識のまま歌うことがほとんどです。
練習では、無意識で歌えてて、本番になった時に、「あれっ?次なんだったっけな?」となると、さらに真っ白になって事態は悪化します。
素晴らしいパフォーマンスができる時は、無意識で身体が勝手に動いて、勝手に歌える時です。
まるで、「ゾーン」にでも入っているような体験ができます。
プロの歌手はヒット曲があれば、同じ曲を何年も歌い続けるので、呼吸をするように歌詞がどんどん出てきます。
初めて披露するような曲は、無意識で歌えるのが理想ですが、意識的にも歌えた方が安心できます。
余裕がないことが、良くない緊張を生むので、準備万全で本番に挑みましょう。
歌詞カードをちゃんと読む
カラオケで歌を歌った時に、「初めて歌詞を読んだ」ってことは、よくあります。
その時に、「この歌の歌詞ってこういうことを言ってたんだ」と気付くことがあります。
よくあるのは、自分の思っていた漢字が違っていたり、英語を日本語っぽく歌っていたり、日本語を英語っぽく歌っていたり、と、色々あります。
歌詞が聞き取れてなくて、「空耳」で覚えていた。ということもあります。
歌詞カードは、ちゃんと読みましょう。
覚えるのはそこからです。
・本番は歌詞を見ながら歌わない
状況によりますが、歌詞を見ながら本番に挑むのはやめましょう。
ライブデビューしたての、ボーカルの方が、スマホを片手に歌詞を見ながら歌っている時もあります。
これは、お金を払って見に来てくれたお客さんは、何を見せられているのか?と残念な気持ちになります。
バンドのパートで一番人気あるのは、ボーカルです。
ボーカルを募集すると、たくさんの応募が来ます。
そんな中、練習スタジオでも、歌詞を見ながら、歌うのも、バンドメンバーからやる気があるのか?と疑われます。
歌のオーディションで、コピー曲を歌う時も、同じです。
歌詞を見ながらオーディションに挑んでいるところを見せると、候補から落とされます。
歌詞を覚えるのは、ボーカルとして人前に立てる最低条件だと認識して、練習しましょう。
歌詞を見ながら歌ると、ステージ映えもしませんし、平坦な歌い方になってしまいます。
人を感動させる歌が歌いたいのであれば、歌詞は覚えて、歌うことに集中しましょう。
紙に書き出して歌詞を覚える
紙に書き出すことによって、自分の覚えづらい弱いところが浮き彫りになります。
凹むためにやるのではなく、覚えてないところを重点的にやるために紙に書き出します。
覚えているところは、何回やっても、覚えています。
やり方は、覚えていないところは飛ばして、空白にして、とりあえず、最初から最後まで、おぼえているところを書き出しましょう。
書き終えたら、答え合わせをしましょう。
ポイントは、答え合わせをしても、空白は埋めないようにしましょう。
次の日に、その空白が残ったままの歌詞をもう一度読んでみて、空白の部分の歌詞が思い出せれば、歌詞を覚えていることになります。
その歌詞はそのままにして、次の紙に、また、1から歌詞を全部書いてみましょう。
何パターンか、自分の間違いやすい場所を残しておくことで、適応力がつきます。
この繰り返しで、歌詞は覚えられます。
カラオケバージョンを作って何度も歌う
コピー曲であれば、カラオケ屋に行って、スマホにカラオケバージョンを録音するのもありです。
DTMができるのであれば、軽いコード進行とドラムの打ち込みでカラオケバージョンを作ることもできます。
歌詞を聞きながら歌うと、歌えていると錯覚してしまいます。
カラオケバージョンが無かったり、作れなかったら、アカペラで歌ってみて、間違えたところだけを重点的に歌って、覚えます。
歌詞を何回読んでも、覚えられません。
歌詞は声に出すことで、覚えやすくなります。
アカペラで歌うことが、環境の問題で難しかったら、小さな声で、歌詞を声に出して覚えて行きましょう。
洋楽の歌詞の覚え方
英語の歌詞を覚え方は、歌詞を、カタカナで書きだしましょう。
英語の歌詞カードを読んでも、正しい発音がわからないと思います。
「the」と書いてあっても、「the」を歌わないこともあります。
聞こえたままを、聞こえたままのカタカナで書き出して覚えて行きましょう。
例えば、「Radio」と書いてあった時に、日本語では「ラジオ」と読みますが、実際は「レディオ」と発音したりします。
他には、「All right」を日本語英語では、「オールライト」と言ってしまいますが、歌で聞こえてくるのは「オーライ」だったりします。
実際は、省略されていると思っている「ル」と「ト」は発音していますが、一文字ずつはっきりと発音してしまうと、おかしなことになってしまいます。
それなら、聞こえたままを書いた方がまだ、ましです。
ノートや紙に書くときは、英語の歌詞を全部書き写して、ルビを振るように、英語の歌詞の上に、自分なりのカタカナ英語を書いて行きましょう。
まとめ
自分に合った、歌詞の覚え方を習得して行ってください。
役者がセリフを覚えて、舞台に立つのと同じです。
例え、本番で歌詞を間違っても、誰も気づきません。
怖いのは、頭が真っ白になって、動揺してしまうことです。
自分の実力を発揮できないまま、不完全燃焼でライブが終わるのは悔いが残ります。
重要なのは、万全の状態で本番を迎えることです。
その真剣に努力した過程が人生の財産になります。
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